11月22日・23日の2日間、池袋サンシャインシティで開催されたアイランダー2025に参加してきました。
日本全国170以上の離島が一堂に会する島の祭典で、「島と都市」「島と島」をつなぐ交流イベントです。会場には各島の文化や食、特産品が並び、都会の真ん中で島に触れられる貴重な場となっていました。
利島村は2011年からアイランダーに参加しています。
最初はわずか2人での出展からスタート。
当時から担当者している利島村役場産業観光課の荻野課長は、他の島々の賑やかなブースを見て「利島ももっと盛り上げたい!」という想いを抱き、工夫を重ねてこられました。
その流れは今も続いており、現在では内地に進学した島の若者や、利島に関わりのある学生たちが手伝いに来てくれるようになりました。
今年はなんと、2日間で計9名が参加!とてもにぎやかなブースになりました。
小さな島のブースに「利島に縁のある仲間」が集まる光景は、とても温かいものでした。

パンフレットを配り終え、急遽段ボールでポップを作って明るく元気に盛り上げてくれました!
利島村ブースのメインは 移住相談 と 利島を知ってもらうこと。
また、島を代表する特産品の椿油やサクユリ焼酎などを販売しました。
そして、ブースにはさまざまな方が足を止めてくれました。
・利島を初めて知り、興味を持ってくださった方
・移住先を探している方
・次の旅行先を探している方
・「行ったことあるよ!」と声をかけてくれる方
小さな島にも、こんなに多くの人が関心を寄せてくれているのだと実感する瞬間ばかりでした。

ステージで島の紹介。「利島クイズ!」
来場者の皆さんとの交流が嬉しかったのはもちろんですが、
それと同じくらい印象的だったのが、全国の島々とのつながりでした。
それぞれが海を渡って池袋へ集まり、イベントが終わればまた海を渡って島へ帰っていく。そんな共通の行程を持つ者同士だからこその親しみや、静かな連帯感のようなものがありました。
同じ「島の暮らし」を守りながら、それぞれが違う課題や魅力を抱えている——そんな仲間たちと話せることは、何より励みになりました。
去年はお客さんとして利島ブースを訪れましたが、今年は移住者としてブースに立ちました。この1年を振り返り、さまざまな方への感謝とともに、利島に引っ越して良かったと改めて感じました。
初めてのアイランダー出展は、学びと出会いに満ちた2日間でした。
利島を知らなかった人に知ってもらえた喜び、島に関わる若者たちがブースを支えてくれる心強さ、そして全国の島々とつながれる楽しさ。改めて、利島が持つ魅力と、その魅力を伝える場があることの大切さを感じました。
これからも、島のリアルな暮らしや魅力を、自分の言葉で丁寧に届けていけたらと思います。