地域をあげてのイベントといえば運動会が定番ですが、
利島村では『文化祭』も村の人たちみんなで盛り上がる大切なイベント。 いったいどんな文化祭が開かれていたのでしょうか?
大盛り上がりだった10月の運動会が終わり、1週間も経つと、文化祭の話題がちらほら耳に届きます。
まもなく実行委員会の募集と参加団体登録が始まり、文化祭の準備が本格的に動き出しました。
利島村では展覧会は別で実施されるため、文化祭当日は体育館での発表が中心となります。
そして迎えた2025年11月1日、文化祭当日。
午前は児童生徒が主体となる「利島小中学校文化祭」。
学習成果の発表や合唱など、保育園児から9年生(義務教育学校の表記。中学3年生のこと。)までが練習を重ねた成果をステージで披露していました。
保育園も合同なのは、人口の少ない村ならではなのかもしれません。

練習の成果を披露
午後は有志の実行委員会が主体となる「利島村文化祭」。
この日のために新たにチームを結成した団体もあり、時間をかけて準備を重ねてきた13の団体が出演し、会場を大いに盛り上げました。

カズーという楽器を使った演奏を披露
ここ数年は、コロナ禍で中止や縮小となった年もありましたが、サークルや有志団体の参加は3〜5団体ほどでした。
ところが今年は、蓋を開けてみると、これまでを大きく上回る13組が参加。 バンド演奏あり、コントあり、合唱あり、演目の幅もぐんと広がりました。
文化祭のためにギターを購入し、島外に出かけるときも持ち歩いて練習を重ねた方も見かけました。
また、複数の団体に所属して出演する方もいて、大人たちが本気で楽しむ様子が印象的でした。
演目の最後にはスペシャルゲストとして藤井恵さんが登場。 伊豆諸島を往来する船で流れるテーマソングを歌う、島民なら誰もが知るシンガーソングライターです。馴染みのある歌声に、会場は静かに聴き入り、そして長い1日の幕が閉じました。

スペシャルゲスト藤井恵さん。急遽利島村のフラダンスチーム・ナニオハナの皆さんが花を添えました
文化祭への関わり方は、さまざまです。
・生徒児童として舞台に立つ方。
・保護者として見守る方。
・実行委員や舞台裏で支える方。
・サークル活動として出演する方。
・団体を立ち上げる方。
・立ち上がった団体を応援する方。
・出演者の生活面をサポートする方。
などなど…
そして、当日観客として拍手や笑い声で会場を盛り上げた方も、文化祭を作り上げた大切な参加者でした。
長く利島に暮らしている方々も、
「今回は今までと違う」「過去一番楽しかった」と口々に話していました。
たくさんの方々の手で作り上げられた文化祭には、「みんなで楽しもう」という温かい空気が流れていました。

みんなで片付けて原状復帰
体育館の片付けも観客・実行委員・出演者総出であっという間に完了。がらんとした体育館が少し寂しく見えました。
来年は、どんな文化祭になるのでしょうか。今から楽しみです。