
この度、利島村公式コミュニティポータルサイト「ずっとしま」は、公式YouTubeチャンネルを開設いたしました。今後は、サイト内の情報と連携し、島の文化や最新情報、インタビューの裏側などを映像にして、島内外の皆様にご紹介していきます。ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
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ずっとしまチャンネル第一弾として、2025年7月に施工された利島本桟橋のケーソン据付工事の映像を配信スタートしました。
冒頭の大きな箱の写真を見て、「これはなに!?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。こちらは「ケーソン」という港や防波堤をつくるときに使う大きな箱型のコンクリート構造物のこと。今回行われたのは、港に運ばれたケーソンを海に沈めて設置する「ケーソン据付」工事です。
利島でのケーソン据付工事はなんと7年ぶり。工事の目的は、「桟橋を延長し船の接岸率を高めること」です。小さな港内での工事は決して簡単なものではなく、長い年月をかけて少しずつ工事が進められています。映像は、施工当日、利島村役場の屋上に設置しているライブカメラに映る現場の様子を記録したものです。
ちなみに、利島の桟橋に船が接岸できるようになり、定期船が就航するようになったのは、1980年(昭和55)のこと。意外と最近の出来事と感じる方も多いのではないでしょうか。それ以前は海岸線から、はしけ船(※)で乗客や荷物を運んでいました。
※はしけ船=港と船の間を行き来して荷物や人を運んだ、エンジンを持たない小舟
「はしけと海の歴史広場」には当時のはしけ船や船の歴史資料が展示されています
年月を経た今でも、利島は他の島と比べて船の就航率が低いという課題を抱えています。荒天時には港に接岸することが難しく、特に強い西風が吹く冬は、数日船がつかないということも珍しくありません。こうした状況を改善し、より安定して船が港に接岸できるようにするため、港の整備工事が着々と進められています。
今回は海の現場に密着しましたが、利島で働いてくださるさまざまな方々の支えがあって、私たちの暮らしが成り立っています。尊敬と感謝の気持ちをもって、その想いを島内外の皆さまにも届けていきたいと考えています。
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